PF点眼薬(防腐剤無添加)

PF点眼薬とは

「PF デラミ容器®」を使用した防腐剤無添加の点眼薬です。
PFとはPreservative Free(防腐剤無添加)の頭文字から命名しています。

点眼剤は無菌製剤ですが、開封後もくり返し使用されることから、細菌などの微生物による二次汚染防止の目的で、通常は防腐剤が添加されています。しかしながら、防腐剤の細胞毒性による角膜上皮障害、あるいはアレルギー反応による接触性皮膚炎などが、臨床上の問題としてたびたび取り上げられてきました。
PF点眼薬以前に臨床応用されていた防腐剤無添加の点眼剤は一部の製品にとどまり、保険請求上の制限があったため、限られた患者様にしか処方することができませんでした。
そこで、「一般的な5mL 点眼瓶と同じ使用感で、防腐剤を含まない点眼液を提供できる点眼容器」というコンセプトのもと開発に取り組み、PF点眼薬を製品化いたしました。

PF点眼薬の開発秘話はこちら

PFデラミ容器®とは

PFデラミ容器とは

「PF」とはPreservative Free(防腐剤無添加)の頭文字で、製剤的な特徴をあらわしています。
「デラミ」とはdelamination(層間剥離)の略で、容器の構造上の特徴をあらわしています。
PFデラミ容器®は内袋と外層の二層構造になっており、滴下した薬液の体積分だけ内袋が縮み、外層と剥離します。
そして、ノズルの内側に0.22μmメンブランフィルターを取りつけることで、防腐剤無添加でありながら開封後の微生物汚染を防いでいます。

PFデラミ容器®の試験結果はこちら

PF点眼薬のラインナップ

PF点眼薬のラインナップ

製品名に防腐剤無添加をあらわす「PF」が入っています。

PF点眼薬の開栓操作と使用方法

PF点眼薬の開栓操作と使用方法

容器のご確認

PFマーク、バーコードのついている点眼薬を使用される患者様は、未開封品を使用する前に、下記の「開栓操作」をおこなってください。

PF点眼薬の開栓操作と使用方法

PF点眼薬の開栓操作

未開封品を使用する前に左図の開栓操作が必要です。

この操作は、開封時一度だけ必要です。

キャップを閉めたまま、キャップを上向きにして両手で持ってください。容器の中央にある丸いマークを両手の親指で強く1回押してください。容器内部のインナープラグが外れて、点眼可能な状態になります。

開栓操作によるインナープラグの動きと薬液の流れ

開栓操作によるインナープラグの動きと薬液の流れ

PF点眼薬の使用方法

1.使用する前に、手指を清潔にしてください。

キャップを外してください

2.キャップを外してください。フィルターが付いているためノズルから薬液が見えませんが、このまま点眼できます。

開封品を使用するときは、開栓操作が必要です。

点眼時に容器の先が目やまぶた、まつ毛に触れないようにしてください

3.点眼時に容器の先が目やまぶた、まつ毛に触れないようにしてください。

4.容器の丸いマークを親指で押さえて、ゆっくり押して点眼してください。薬液はフィルターを通って出てきます。

丸いマークに親指の第一関節部分を当て、他の指は軽く握って容器を持ち、ゆっくり押してください

お力の弱い方、ご高齢の方は下記の点眼方法をお勧めします。

上図のように丸いマークに親指の第一関節部分を当て、他の指は軽く握って容器を持ち、ゆっくり押してください。

正しくお使いいただくための注意事項

開栓操作を片手で行わないでください。

1.開栓操作を片手で行わないでください。

ノズルを外さないでください。

2.ノズルを外さないでください。

爪楊枝など針状のもので先端を突かないでください。

3.爪楊枝など針状のもので先端を突かないでください。

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