研究開発

私たちは、使用する患者さまのことを第一に考え、「Enhancement=付加価値」のある医薬品の開発にチャレンジしています。その中で私たちは患者さまの負担を減らし、安心して使っていただける「目にやさしい点眼薬」としてPFデラミ容器®を開発しました。さらに、製品それぞれにあった容器を開発する中、患者さまにとって使いやすい点眼薬であってほしいという想いから、『SOFTEN®』容器が生まれました。患者さまにとって「なくてはならない」医薬品を生み出せるよう、これからも研究開発に取り組んでいきます。

®商標登録:SOFTEN®(文字商標2021-053137 ロゴ商標2021-053136)

付加価値のある後発医薬品へ

いろいろな点眼薬の容器

後発医薬品は、先発医薬品(新薬)の発売の後に開発が行われます。私たちは、後発医薬品ならではの改良を行い、患者さまに安心して選んでいただける付加価値のある製品の研究開発に取り組んでいます。
例えば、先発医薬品が冷所保存の場合、私たちは製剤の安定性を向上させて室温で保管できるようにするなどの工夫をしています。また、防腐剤無添加の製品(PF点眼薬)では、ただ防腐剤をなくすだけでは製剤化できません。防腐剤を無添加としながらも、有効性、安全性を先発医薬品と同等にする工夫を行っています。
点眼薬は、患者さま自身が点眼操作を行うものです。だからこそ、どうすればだれもが点眼しやすくなるのかを考えながら、点眼容器の開発にも力を入れています。

PFデラミ容器®の開発

PFデラミ容器®

PFデラミ容器®の開発

多くの点眼薬には、使用中に侵入してしまう細菌等による汚染を防ぐための防腐剤が含まれています。患者さまの中には、防腐剤のアレルギー反応や、眼の表面(角膜)に傷ができるといった症状に悩まされている方もいらっしゃいます。緑内障治療薬など、毎日そして長い間使い続けなければならない場合、1回の点眼の影響は小さくても、日々積み重ねることで目への負担は大きくなっていきます。
私たちは、「目にやさしい点眼薬」の理念のもと、この防腐剤をなんとか無くせないか、長年検討してきました。その中から、細菌等が侵入しない容器の開発に至りました。これが「PFデラミ容器 ®」です。
防腐剤による目への負担を少しでも減らしたい患者さまのために、防腐剤が入っていないPF点眼薬という選択を可能としました。

®商標登録:PFデラミ容器(登録5002665)
国内外の特許技術としても登録されています(国内の主な特許:第5066296号、5066297号等)

点眼薬の成分を知るために

分析

患者さまにとって安心して使っていただける医薬品を開発するためには、科学的根拠に基づいた精度の高いデータが欠かせません。そのためにも、高性能の分析機器を使い、いくつもの物質が混ざり合っている点眼薬の中にどんな成分が、どれだけ配合されているかを分析し、製剤の開発を行っています。また、成分ごとの物理化学的性質に合わせた分離・分析方法を開発するなど、新たな技術開発にもチャレンジしています。

安心して使ってもらうために

後発医薬品は、先発医薬品と同等の有効性、安全性が必要です。それを確認するための評価試験法の開発を行い、外部試験機関とも連携し、患者さまに安心して使用していただける製剤の開発に日々努めています。
また、すでに販売されている製品についても、病院や大学と連携し、製剤の有効性、安全性の知見を深める研究にも取り組んでいます。

私たちの研究成果
【学会発表】
・ヒト3次元培養角膜上皮創傷治癒モデルにおける各種ヒアルロン酸Na点眼液の評価(ポスター発表)
加藤 希実子 他
2018年 日本薬学会第138年会

【投稿論文】
・ヨウ素・ポリビニルアルコール点眼・洗眼液(PA・ヨード)の消毒活性における温度・濃度・時間の影響と保存安定性
秦野 寛 他
日本眼科学会雑誌2015;119:503–510
・Evaluation of Retinal Function and Pathology After Intravitreal Injection of Povidone-Iodine and Polyvinyl Alcohol-Iodine in Rabbits
島田 宏之 他
Transl Vis Sci Technol. 2020 Apr; 9(5): 5.

より良い製品を開発するために

製剤開発に必要な技術や知識を向上させるため、様々な講習会や学会に参加しています。研究開発のなかから新たな技術が生まれた場合には学会発表を行い、常に前向きな姿勢で技術を磨いています。

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