よくあるご質問

ご利用にあたっての注意

掲載している Q&A は、医療従事者向けの内容です。この情報は、製品の適正使用に関する参考情報であり、あらゆるケースに適応される ものではありません。従いまして、 Q&A の利用によって生じた結果については、責任を負いかねますのでご了承ください。 なお、製品のご使用に当たっては、最新の電子化された添付文書をご確認ください。
製品に関してご不明な点がございましたら、弊社お問い合わせ窓口又は弊社担当 MR にお問い合わせください。

PF点眼薬

PFとはどのような意味ですか?

PF点眼薬の「PF」はPreservative Freeの頭文字で、防腐剤無添加という意味です。

PFとつかない製剤との違いは?

PFとつく製品はPFデラミ容器®を使用した防腐剤無添加の製品です。PFとつかない製品は一般的な点眼容器を使用し、一部の抗菌薬の製品を除いて防腐剤を添加しています。また、屋号が「日点」の製品の製造販売元はロートニッテン株式会社、「ニッテン」の製品の製造販売元はロートニッテンファーマ株式会社です。

PF点眼薬の開栓操作とは?

PF点眼薬の未開封品は、使用する前に以下の手順で開栓操作を行う必要があります。キャップを閉めたまま、キャップを上向きにして両手で持ってください。容器の中央にある丸いマークを両手の親指で強く1回押してください。容器内部のインナープラグが外れて、点眼可能な状態になります。なお、詳細は以下をご確認ください。(動画もご覧いただけます)

PF点眼薬の点眼方法は?

PF点眼薬を点眼する際は容器の丸いマークを親指で押さえて、ゆっくり押して点眼してください。薬液はフィルターを通って出てきます。なお、使用する前に手指を清潔にしてください。また、点眼時に容器の先が目やまぶた、まつ毛に触れないようにしてください。なお、詳細は以下をご確認ください。(動画もご覧いただけます)

PF点眼薬を使用する際の注意事項は?

PF点眼薬を点眼する際は、以下の点にご注意ください。

  1. 開栓操作を片手で行わないでください。
  2. キャップを開けた際に見える青色のノズルを外さないでください。
  3. 爪楊枝など針状のもので先端を突かないでください。

なお、詳細は以下をご確認ください。

PF点眼薬の開封後の使用期限は?

PF点眼薬は開封後4週間以内のご使用をお願いいたします。

PF点眼薬はコンタクトレンズを装用したまま点眼してもよいですか?

コンタクトレンズを装用したままの点眼の可否については一概に決められるものではありません。患者さまの病状によってはコンタクトレンズの装用の中止を考慮する必要があります。PF点眼薬は防腐剤無添加ですが、コンタクトレンズを装用したままの点眼については患者さまごとにご判断をお願いしております。医師からコンタクトレンズを装用したまま点眼しても良いとの指示がある場合には、その指示に従っていただくようお願いいたします。

PF点眼薬の診療報酬上の位置づけは?

トラメラス®PF点眼液0.5%以外のPF点眼薬は診療報酬上の後発医薬品に該当します。トラメラス®PF点眼液0.5%は診療報酬上の先発医薬品に該当します。

PF点眼薬から他の後発医薬品への変更調剤は可能ですか?

PF点眼薬から同一成分の他の後発医薬品への変更調剤は可能です(変更不可の処方箋は除く)。

他の後発医薬品からPF点眼薬への変更調剤は可能ですか?

トラメラス®PF点眼液0.5%以外のPF点眼薬については、他の後発医薬品からの変更調剤は可能です(変更不可の処方箋は除く)。
一方、トラメラス®PF点眼液0.5%は診療報酬上の先発医薬品に該当するため、トラニラスト点眼液の後発医薬品からトラメラス®PF点眼液0.5%への変更調剤は医師への疑義照会なしに行えません。

一般名処方の際、PF点眼薬を選択できますか?

一般名処方では原則として後発医薬品を調剤することとなっています。トラメラス®PF点眼液0.5%以外のPF点眼薬は診療報酬上の後発医薬品に該当しますので、一般名処方の際に選択可能です。
一方、トラメラス®PF点眼液0.5%は診療報酬上の先発医薬品に該当するため、一般名処方の際は原則として選択できません。患者さまのご希望等でトラメラス®PF点眼液0.5%を調剤される場合は、調剤報酬明細書の摘要欄に理由の記載が必要です。

コンタクトレンズ装用時の点眼

PF点眼薬はコンタクトレンズを装用したまま点眼してもよいですか?

コンタクトレンズを装用したままの点眼の可否については一概に決められるものではありません。患者さまの病状によってはコンタクトレンズの装用の中止を考慮する必要があります。 PF点眼薬は防腐剤無添加ですが、コンタクトレンズを装用したままの点眼については患者さまごとにご判断をお願いしております。医師からコンタクトレンズを装用したまま点眼しても良いとの指示がある場合には、その指示に従っていただくようお願いいたします。

PF点眼薬以外の点眼薬について、コンタクトレンズを装用したまま点眼してもよいですか?

コンタクトレンズを装用したままの点眼の可否については一概に決められるものではありません。患者さまの病状によってはコンタクトレンズの装用の中止を考慮する必要がありますので、原則的にはハードコンタクトレンズ、ソフトコンタクトレンズ、使い捨てコンタクトレンズを問わず、いずれのコンタクトレンズも外して点眼していただくようお願いいたします。点眼した後にコンタクトレンズを再装用する場合は、添付文書(電子添文)に点眼後のコンタクトレンズ再装用までの時間の記載があれば、その内容に従って下さい。記載がなければ、十分な時間(5分以上を目安)をあけて再装用するよう指導して下さい1)

1)公益社団法人 東京医薬品工業協会 点眼剤研究会, 関西医薬品協会 点眼剤研究会, 点眼剤の適正使用ハンドブック-Q&A-, 2022年

点眼後、コンタクトレンズを再装用するまでどの程度時間をあければよいですか?

点眼した後にコンタクトレンズを再装用する場合は、添付文書(電子添文)に点眼後のコンタクトレンズ再装用までの時間の記載があれば、その内容に従って下さい。記載がなければ、十分な時間(5分以上を目安)をあけて再装用するよう指導して下さい1)

1)公益社団法人 東京医薬品工業協会 点眼剤研究会, 関西医薬品協会 点眼剤研究会, 点眼剤の適正使用ハンドブック-Q&A-, 2022年

屋号の「日点」と「ニッテン」の違い

屋号の「日点」と「ニッテン」の違いは?

製造販売元が異なります。屋号が「日点」の製品の製造販売元はロートニッテン株式会社、屋号が「ニッテン」の製品の製造販売元はロートニッテンファーマ株式会社です。なお、弊社では同一成分で「日点」と「ニッテン」2種類の屋号を持つ製品がございます。名称にPFが入り、屋号が「日点」の製品はPFデラミ容器®を使用した防腐剤無添加の製品です。一方、屋号が「ニッテン」の製品は一般的な点眼容器を使用し、防腐剤を添加した製品です。

ヒアルロン酸ナトリウム点眼液0.3%「日点」とヒアルロン酸ナトリウム点眼液0.3%「ニッテン」の違いは?

製造販売元が異なるだけで、ヒアルロン酸ナトリウム点眼液0.3%「日点」とヒアルロン酸ナトリウム点眼液0.3%「ニッテン」は点眼容器、添加物の種類、含量は同一です。

冷所保存品の開封後の保存方法

以下の冷所保存品について開封後、どのように保存すれば良いですか?
製品名 保存方法
イソプロピルウノプロストン点眼液 0.12%「ニッテン」 開封後4週間に限り室温(1~30°C)保存可能
イソプロピルウノプロストンPF点眼液 0.12%「日点」
ジクロフェナクNa点眼液 0.1%「ニッテン」
ラタチモ®配合点眼液「ニッテン」
コリナコール®点眼液 開封後も2~8°Cで保存
ベルベゾロン®F点眼・点鼻液 開封後も冷所(1~15°C)保存

日点アトロピン点眼液 1%

日点アトロピン点眼液 1%の希釈方法は?

日点アトロピン点眼液 1%の希釈には、滅菌した生理食塩液(注射用生理食塩液等)を使用してください。2倍希釈(0.5%)の場合は等量混合、4倍希釈(0.25%)の場合は1:3の割合で混合します。希釈後の点眼液も無菌製剤である必要がありますので、クリーンベンチ等の使用、滅菌済プラスチック点眼瓶への充填など、無菌的に希釈操作を行ってください。

アトロピン点眼液で 1%以外の製品はありますか?

国内で販売されているアトロピン点眼液は日点アトロピン点眼液1%のみです。

PA・ヨード点眼・洗眼液

PA・ヨード点眼・洗眼液の希釈方法は?

PA・ヨード点眼・洗眼液の原液を生理食塩液で4~8倍に希釈してください。また、微生物汚染を避けるため、希釈には滅菌した生理食塩液(注射用生理食塩液等)を使用し、クリーンベンチ内で滅菌した器具を用いて無菌的に希釈を行ってください。なお、原液が冷えて粘度が高い場合には、希釈前に液温を約25°Cに戻してから希釈を行ってください。

PA・ヨード点眼・洗眼液の各種条件下での安定性は?

PA・ヨード点眼・洗眼液の各種条件下での安定性については以下までご連絡ください。

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